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2003年3月17−18日に京都の京大会館で表記シンポジウムが開催され、参加したのでその概要を報告する。シンポジウムの主催者は京都大学大学院工学研究科資源工学専攻で、組織委員会委員長は斎藤敏明教授である。登録者数は約130名で、そのうち約20名が海外からの参加で中国、韓国、ネパール、アメリカ、ドイツ、スエーデンなどから参加した。論文総数は61編であった。
1.シンポジウムの概要
シンポジウムは京都大学から歩いて約5分のところにある京大会館で開催された。
1.1 研究発表
(17、18日)
発表形態は大きく (1)キーノートセッション(2)口頭発表セッション(3)ポスターセッションに
分けられる。
(1). キーノートセッションでは下記の題目で10編の発表が行われた。
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1)
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New
Development in Rock Engineering (T. Saito, Japan)
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2)
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Comprehensive
Modeling of the Underground Environment: the requirement and the reality
( J. A. Hudson, UK)
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3)
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Rock mass
and Its Scales (S. Hibino, Japan)
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4)
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Modeling
Coupled Flow-thermal-stress Phenomena in Underground Engineering (A.
Settari, Canada)
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5)
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Field
Application of Predictive Calculation of Underground Climate (Y. Mizuta)
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6)
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Geomechanical
evaluation and analysis of research shafts and galleries in MIU Project,
Japan (O. Stephansson, Germany)
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7)
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High-Resolution
Tilt Monitoring for Slope Stability Assessment in Limestone Quarry (K.
Sugawara, Japan)
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8)
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Stability
of Underground Oil and Gas Storage Caverns in Korea-Mechanical and
Hydrological aspect (C.I.Lee, Korea)
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9)
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Geostatistical
modeling and Simulation of the Underground (J.P.Chiles, France)
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10)
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Seismic
Imaging of Fractures and Fluid Properties (L.J.Pyrak-Norte, USA)
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(2). 個別発表セッションでは、2会場で8つのテーマに分かれて2日間にわたり31編の口頭発表が行われた。8つのテーマと発表編数は次のようである。
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Session
1:
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Rock
Fracture (3 papers)
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Session
2:
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Contamination
& Barrier (3 papers)
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Session
3:
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Ground
Water (3 papers)
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Session
4:
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Underground
Measurement (3 papers)
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Session
5:
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Rock
Stability 1 (5 papers)
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Session
6:
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GIS &
Geostatistics (5 papers)
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Session
7:
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Rock
Stability 2 (5 papers)
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Session
8:
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Seismic
Monitoring (4 papers)
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(3). ポスターセッションでは
20編の発表が行われた。
1.2 組織運営および感想
今回のシンポジウムは先にも述べたように京都大学の資源工学専攻の主催である。特徴としては(1)国際シンポジウムを大学が単独で開催するもので、(2)キーノートレクチャーは海外6名および国内から4名を招き会議を魅力的にするとともに、(3)個別発表には各20分を配分し質疑討論の充実を図っていた。(4)プロシーディングは398ページの製本したプレプリントが配られ、後日Balkemaから正式に出版される。また、(5)会場は大学関連の施設を利用して実質的な運営を行い、(6)レセプションパーティ(シンポジウム前日の16日)とシンポジウムパーティ(17日)はともに京大会館で立食形式で行われた。
会議は1) 質の高い論文を集める、そのためにテーマは出来るだけ絞るとともに関連する研究者を海外からも呼び寄せる、2)
質疑に充分な時間を当てて討議の質を上げる、3) プロシーディングは確りした出版社から出して、広く流布させるとともに後々になってもそれらの論文が入手できるようにする、4)
参加費は安くし多くの人の参加を容易にする、などが重要と思われる。これらのことは言うは易くして実行は難しいが、このような観点から見ると今回のシンポジウムは大変良かったとおもわれる。舞台裏で協力された方々は大変であったと思われるが、その労苦が報われた会議であったと思われる。今回のシンポジウムは大学の組織改革を記念すると言う一面もあったと聞いているが、今後とも第2回目以降の開催へと発展して行ってほしいものである。
なお、シンポジウムパーティでは、舞妓さんが日本舞踊を紹介したり(写真参照)参加者と歓談するなど常日頃ではなかなか経験できないことが企画され、海外からの参加者はもちろんのこと、日本人にとっても楽しい思い出となるパーティであった。
(電力中央研究所 理事、東京工業大学 客員教授)

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