|
岩の力学連合会(Japanese Committee for Rock Mechanics: JCRM)では,岩の力学に関する我が国の高いレベルにある研究成果および技術情報を広く世界に発信することによって国際的な振興と交流を図り,我が国および世界の岩の力学の発展に寄与することを目標として,2005年10月1日に国際電子ジャーナルInternational Journal of the JCRM (IJJCRM)を創刊しました.
当ジャーナルは,岩の力学連合会の公式WebサイトRock Net Japanをプラットフォームとしており,このWebサイト内のjournalページで編集体制(和文・英文)や原稿の投稿規定(和文・英文)とともに公開されています.当面の間は,6月と12月の年2号ペースで定期刊行し,誰でも自由に閲覧可能な国際電子ジャーナルとして運営されることになります.また,将来的にはインパクトファクターの対象ジャーナルとし,さらにアジアを代表する岩の力学に関する国際電子ジャーナルとすることを目指しています.
創刊までの経緯
平成14年5月30日(木)の岩の力学連合会理事会において設置された「将来構想検討特別委員会」が,岩の力学連合会のISRM日本ナショナルグループとしての在り方と将来構想に係わる問題について集中審議を行い,平成15年3月に具体的提案(将来計画)として最終報告書が提出されました.この報告書において,国際情報発信事業の一環とし
て「電子ジャーナルの創設」と「Rock Netの開設」が提案され,その後,岩の力学連合会に電子ジャーナル創生委員会とRock Net委員会が新たに設置されました.これらのうち,電子ジャーナル創生委員会が電子ジャーナルの本質的なフレームワークの検討を行い,一方でRock Net委員会が基礎となるプラットフォームの整備を始めました.
電子ジャーナル創生委員会(水田義明委員長,櫻井春輔委員,山口勉委員兼幹事長,平田篤夫委員兼幹事,里優委員,水戸義忠委員,長田昌彦委員,坂口清敏委員)では,岩の力学連合会が発行する電子ジャーナルとしての具体的なターゲットや位置づけについて深い議論を行うとともに,国内外の既存の電子ジャーナルの実情や利用実態を分析して,ジャーナルの目的と範囲,編集組織,著作に対する考え方の大枠および詳細な投稿規定を決定しました.電子ジャーナル創生委員会はこの決定をもって使命を終え,その成果は2005年6月に新設された電子ジャーナル編集委員会に引き継がれました.
電子ジャーナル編集委員会(金子勝比古編集委員長,編集評議員6名,編集委員兼幹事2名,編集委員4名)は,電子ジャーナル創生委員会が創生したフレームワークをベースとして詳細な編集システムを構築するとともにそれを運営(編集・発行)する組織として設置されました.このような経緯のもと,2005年10月1日に国際電子ジャーナルIJJCRMの創刊を迎えるにいたりました.

公式Webサイト

記事
目的と範囲
当ジャーナルは,岩盤力学/岩盤工学分野における高レベルの原著論文およびわかりやすい総説を提供することを目的としており,これらの知見を背景として,岩盤工学関連技術がさらなる発展を遂げることを目ざしています.当ジャーナルでは,岩盤力学/岩盤工学分野における様々な問題に対する実用的な内容を含む論文・総説の投稿を期待しています.そのテーマとしては,資源関連施設・斜面・トンネル・地下空洞・ダム基礎・橋梁基礎・エネルギー関連施設・HLW地層処分施設などの地表/地下施設のための理論・調査・試験・設計・解析・施工・リスク管理・環境保全などを挙げることができますが,必ずしもこれらに限定されるものではありません.投稿原稿は,科学的/技術的に高レベルなものであるとともに,岩盤力学/岩盤工学分野に大きく貢献するものであることが要求されます.少なくとも,(1)実施した研究がどのような現実の問題に対して有益であるか,あるいは,(2)どのようにして研究成果を利用すればよいかを投稿原稿に明記する必要があります.投稿原稿は,その関連技術に詳しい2人以上の適切な査読者によって審査されることになります.
編集組織
岩の力学連合会電子ジャーナル編集委員会(Committee on Electronic Journal, JCRM)の構成は以下のとおりです.
編集委員長 金子勝比古(北海道大学)
編集評議員 石島 洋二(幌延地圏環境研究所)
江崎 哲郎(九州大学)
大西 有三(京都大学)
櫻井 春輔(建設工学研究所)
水田 義明(崇城大学)
李 正仁(ソウル大学)
編集委員兼幹事 川崎 了(北海道大学)
水戸 義忠(京都大学)
編集委員 長田 昌彦(埼玉大学)
小早川博亮(電力中央研究所)
坂口 清敏(東北大学)
三谷 泰浩(九州大学)
編集委員会は,連合会理事会の定める編集委員長 (Editor in chief) ,編集顧問理事 (Editorial
advisory board member) ,及び会員よりなる編集委員 (Associate
Editor) より構成されます.このうち,編集顧問理事は,ISRM会員と連合会会員に対して本電子ジャーナルへの記事の投稿を促すとともに,本電子ジャーナルに相応しい特別企画(Special Issue)を提案し,編集委員会に提出することが主たる役割となります.また編集委員は,具体的な編集事務,すなわち原稿の受付月日の記録,原稿の整理,校正,Web原稿の作成,編集委員会構成員・投稿者・査読員への通信連絡,委員会の資料・議事録の作成,連合会事務局への必要経費の伝達,総会・理事会への報告資料作成等を行います.

次期ISRM総裁Hudson教授からの寄稿(創刊号)
電子ジャーナルの内容および構成
電子ジャーナルに掲載する内容は,投稿規定(Instruction)に定める論説 (Review paper) ,論文 (Issue paper) ,報文 (Technical notes) ,討議 (Discussion) としますが,編集委員会が企画し,執筆者を選定,依頼するものもあります.例えば,毎年選定される岩の力学連合会各賞の受賞者は,当電子ジャーナルへの投稿が義務付けられていますが,このうち論文賞については,概要(Summary)という形で掲載されることになります.
原稿の募集
岩の力学連合会では,会員の皆様から当電子ジャーナルに掲載する原稿を募集しております.当ジャーナルは,岩盤力学あるいは岩盤工学に関連する英文の論説,論文,報文,討論を掲載の対象とし,投稿原稿は2人以上の適切な専門分野の査読者によって掲載の可否が審査されます.投稿原稿の著者(連名の場合は筆頭者)は,国際岩の力学学会ISRM (International Society for Rock
Mechanics)会員あるいは岩の力学連合会会員(正会員・学生会員)である必要があります.原稿につきましては,所定のテンプレートファイル(MS-Word形式)をWebサイトからダウンロードして作成していただきます.また,原稿の投稿から最終原稿の提出までの連絡をすべて電子メールによって行います(掲載決定後の著作権委譲書のみ直筆サイン後に送付).さらに,当ジャーナルには原稿の掲載料が無料であること,受理された原稿は個別に順次Web上にアップロードされることから投稿から掲載されるまでの期間が短いことなど,国内外における他のジャーナルには見られない特徴があります.岩の力学連合会会員の皆様の積極的な原稿の投稿をお待ちしております.
なお,当ジャーナルに関するお問い合わせは,下記の電子メールアドレスまでお願い致します.
mailto:ijjcrm@rocknet-japan.org
|