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イベント報告

Event Report

 

岩の力学 News No.079


岩盤工学研究会講演会の開催

 

岩盤工学研究会事務局


岩盤工学研究会(会長 櫻井春輔)主催による講演会が「岩盤斜面崩壊の原因と崩壊のメカニズム」と題して、去る217日(金)神戸市産業振興センターで開催されました。216日の神戸空港の開港を機に、参加者の皆様に神戸空港を利用して頂きたいとの思いもあり、この日の開催といたしました。

 

岩盤斜面の安定性の評価、並びに崩壊の予測は、道路・鉄道の維持管理はもちろんのこと、多くの関係分野において非常に重要な課題であり従来から精力的に調査研究がなされてきました。しかし、これらの調査研究によって貴重な知見が多々得られているにもかかわらず、いつ、どこで、どのような規模で崩壊するのか、その予測に対する信頼できる手法はいまだ確立されていません。今回の講演会では、岩盤斜面崩壊について、特にその原因とメカニズムに関する最新の調査研究の成果に基づき講師の先生にご講演をお願いしました。

 

当日の講演会のプログラムは別表に示す通りです。まず、京都大学の大西有三先生とアーステックの中井卓巳氏が土木学会の岩盤崩落問題研究小委員会の活動報告を、次に新潟大学の山岸宏光先生が新潟中越地域での地震と豪雨による斜面崩壊の比較について、さらに、住鉱コンサルタントの鈴木哲也氏が北海道での大規模岩盤崩落の発生メカニズムについて、同じく北海道の岩盤崩落のメカニズムを実験的に解明するために開発された遠心力載荷装置を用いた岩盤模型実験について、北海道開発土木研究所の日下部祐基氏が、そして最後に、京都大学名誉教授の菊地宏吉先生に長年にわたる先生の現場における経験を基に、発電設備に係わる斜面災害の事例をご紹介頂きました。

 

講師の先生方には、通常の学会講演会とは異なり、堅苦しい形式にとらわれることなく、平素考えておられることを自由にお話し頂くという本岩盤工学研究会講演会の趣旨をご理解頂き、内容の濃い多くの示唆に富むご講演を頂きました。また、講演会の後には懇親会が開催され、和やかな雰囲気の中で意見・情報交換がなされ、岩盤工学はまだまだ元気であるとの実感を参加者一同共有し散会いたしました。なお、当日の参加者は100名(内学生8名)でした。

 

岩盤工学研究会は体制を立て直し、その活動もやっと軌道に乗ってまいりました。これからも、他の学会とは一味違った講演会等の催しを企画、実施してまいりたいと考えております。皆様方の今後のますますのご支援、ご協力をお願いいたします。

 

 

 


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