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■「地盤・岩盤工学における最近の技術開発トピックス」
大規模プロジェクトの激減によって地盤や岩盤に関する研究及び技術開発の停滞が憂慮されるようになって久しくなりますが、最近、他分野で用いられている技術を取り込んで地盤・岩盤工学の諸問題に適用しようという斬新な試みが種々なされています。今回の講演では、最前線でご活躍中の研究者をお招きして新しい技術開発成果をご報告いただくことにいたしました。
日時: 2008年(平成20年) 12月12日(金) 14:00 〜 17:00
会場: 財団法人 深田地質研究所 研修ホール
プログラム
14:00〜14:10 : 挨拶 (財)深田地質研究所 主席研究員 田中莊一
14:10〜15:30 : 「応力を計る」技術と「変位を可視化する」技術の開発
神戸大学工学研究科 准教授 芥川真一
話題1 磁歪法による鋼構造物の非破壊応力測定例
磁歪法によって鋼構造物の表面に存在する応力を非破壊で測定することができる。測定誤差は10から20MPa程度であることが知られている。様々な場面でこの装置を用いた計測が可能であるが、意外にも実際に使用されている例は少ない。ここでは、構造物の現状を確認すると共に、維持管理目的においても貴重なデータが計測できる例を紹介する。
話題2 データを光の色で現場に表示する新しい考え方について
計測装置の高度化、データ管理の進化・IT化が進む一方で、自然災害などによる人的被害は少ないながらも存在し続けている。地すべりなどのような自然災害はどこで生じるかを予め予測することが極めて難しい。高価な計測システムを広範囲に設置することは不可能であり、新しい方法論が必要とされている。ここでは、簡易な装置で変状を把握し、それを原位置で分かりやすく表示し、危険を可視化するための新しい考え方を紹介する。
15:30〜15:40 : 休憩
15:40〜17:00 : 微生物の代謝活動により固化する新しいグラウト(バイオグラウト)の開発とその適用例 北海道大学工学研究科 准教授 川崎 了
バイオグラウトとは、微生物の代謝活動により固化する新しいグラウトのことである。微生物に必要な栄養源
などを適量加えて調製したグラウトを地盤や岩盤に注入すると、現地に生息する微生物の代謝活動によりグラ
ウトが固化し、地盤の間隙や岩盤の亀裂を埋めることで止水性や強度が増加する。最終的に固化したグラウト
は中性から弱アルカリ性の炭酸カルシウムまたはシリカとなり、これらは自然の堆積岩の主なセメント物質で
あることから環境に優しい。本講演では、バイオグラウトの固化原理と研究開発の現状についてわかりやすく
説明すると同時に、その適用例について紹介する。
懇親会(17:10 〜 18:30 : 参加費 2000円)
●申込方法:
e-mail/FAX/葉書で氏名・所属・連絡先(住所・TEL)、 講演会・懇親会参加の有無をご記入の上、お申し込みください。
●申
込 先: 財団法人深田地質研究所
〒113ー0021 東京都文京区本駒込2ー13ー12
TEL:03-3944-8010 FAX:03-3944-5404
E-mail:fgi@fgi.or.jp URL:http://www.fgi.or.jp/
●参加費:講演会無料(但し、懇親会は参加費2000円)
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