岩の力学オンライン講義勉強会(第2回)開催のお知らせ

土木学会岩盤力学委員会では、岩盤力学に関する教育の機会が大学で減少している現状を鑑み、将来の岩盤力学分野を担う大学の学生や若い技術者らを対象とした啓蒙活動を行います。その一環として、国際岩の力学会(ISRM)が提供する岩の力学に関するオンライン講義の勉強会を企画しました。歴代の国際岩の力学会会長ら著名な研究者による岩の力学に関する講義が、2013年2月以来、現在までに21件Web上で公開され、貴重な学習機会を提供しています。英語による講義ですが、勉強会では講義視聴の前に司会による解説を行って、理解を補助します。また、聴講終了後に討議を行い、理解を深めます。海外の包括的な研究に触れる貴重な機会であり、国際化の一歩を共に踏み出しましょう。

昨年7月に開催した第1回に引き続き、下記のように、第2回勉強会を開催します。下記の「本部主催行事」から、WEB参加申込みをお願いします。

http://www.jsce.or.jp/event/active/information.asp

お申込み後,参加券メールをお送りしますので,プリントアウトして当日ご持参ください。

土木学会岩盤力学委員会 案内掲載ページ
http://rock-jsce.org/index.php?online_lecture_2

題:岩盤の応力と応力場
  Rock Stress and Stress Field

講演者:ステファンソン名誉教授
    Emeritus Professor Ove Stephansson

略歴:スウェーデン王立工科大学 名誉教授
   ISRM副総裁(1991-1995)

講演概要:岩盤の応力(地殻応力、地圧)は地下構造物の設計・施工・管理の上で重要なパラメータであり、地震のトリガーにもなる。岩盤応力の理解は工学的課題解決のみならず、地球規模の課題解決にも寄与する。本講義ではまず、岩盤応力の起源と定義、用語について丁寧に解説する。また,幾つかの岩盤応力測定方法を紹介するとともに、岩盤応力と地震(特に経済活動にともなう誘発地震)の関係を解説し、地熱開発で使用される水圧刺激に伴う誘発地震の低減化のアイデアについても紹介する。最後にWorld Stress Mapプロジェクトについても詳しく解説する。

開催会場:東北大学大学院 環境科学研究科本館 2F大講義室
http://www.kankyo.tohoku.ac.jp/access.html

開催日時:平成30年3月23日(金) 15:00~16:30
司会:坂口 清敏(東北大学)、青木 智幸(大成建設)
参加費用:無料
定員:140名
事前参加申込期日:平成30年3月19日(月)
*期日を過ぎて定員に余裕がある場合は当日受付をいたしますので、直接会場へお越しください。CPD認定番号: JSCE18-0129 1.5単位
主催:土木学会 岩盤力学委員会
後援:(一社)岩の力学連合会