論文募集日程の延長:2019年岩盤動力学に関する沖縄サミット

1.はじめに~シンポジウムの概略〜
 RockNetでご案内しました論文募集について、できるだけ多くの方に投稿をお願いするために、日程を延長します。岩盤動力学に限らず幅広く投稿をご検討頂けるようになっております。投稿をご検討頂けますと幸いです。

会議名称:ISRM Specialized Symposium,2019 ROCK DYNAMICS SUMMIT IN OKINAWA
     (2019RDS;ISRM特別シンポジウム,2019年岩盤動力学に関する沖縄サミット)
会 場:万国津梁館(沖縄県名護市)
期 日:2019年5月7日(火)~11日(土) 論文発表は5月8日(水)~10日(金)の3日間)
主 催:岩の力学連合会
後 援:土木学会岩盤力学委員会
        ISRM,  ISRMトルコナショナルグループ

2.論文提出に関わる日程
アブストラクト提出〆切:    2018年7月 29日(日)
アブストラクト採択結果の通知: 2018年8月24日(金)
論文提出〆切:         2018年12月14日(金)
論文受理通知:         2019年  1月25日(金)

3.論文発表に関わる情報
発表の言語:英語
発表の方法:口頭発表 あるいは ポスターセッションの何れかです。
      なお,プログラム編成上ご期待に沿えない場合がありますことを予めご了承ください。

4.開催の背景と目的
 近年、岩盤に関わる動的問題が関心を集め、動力学に関する国際シンポジウム:Rock Dynamics and Applications, RocDynが岩盤動力学とその工学的応用,最新の動力学の知見を議論する場としてこれまでに2回ISRMの特別シンポジウムとして開催されました。そして第3回目が2018年6月にトロンハイム(ノルウェー)で開催されました.
 岩盤動力学は,地震工学,発破,衝撃破壊,非破壊試験などのなど多様な研究分野からなるだけでなく,地震予知の観点も含むことから,土木工学,資源・エネルギー工学,地質学,環境工学,地熱エネルギー,地震防災マネジメントなどに関連するものです.この分野はまた,地盤力学や地盤工学にとっても重要な研究分野と位置づけられています.
 今回の岩盤動力学に関する沖縄サミットは,これまでの科学的な研究や工学的な応用の現状を総括すべく,国内外の研究者や技術者の間で議論を進める場を提供します.
 この国際会議で岩盤動力学に関する最新の知見を得るとともに、地震国である日本の岩盤動力学における高いポテンシャルを世界に向けて発信することによって、この分野に関わる世界の研究者、技術者との交流を深め,新たな展望を得ることがが期待されます.

5.2019RDSの論文テーマ
 2019年岩盤動力学に関する沖縄サミットではT1~T9,9つの論文分野を設定しています.
  T1:岩石や岩盤の動的室内試験.強振動に伴う破壊現象等も含む
  T2:地殻の破壊や地震に伴う強振動および永久変形の予測や数値解析
  T3:岩盤基礎,地下空洞,岩盤斜面,歴史的な石積構造などの動的応答
  T4:誘発地震動
  T5:載荷や掘削の動的解析
  T6:発破及び機械振動,およびそれを応用した探査等
  T7:衝撃荷重,山はね現象,炭層ガス突出
  T8:衝撃波・機械振動などによる非破壊試験
  T9:岩盤工学分野における岩盤構造物の崩壊事例の検証,
    動的問題の事例紹介および問題解決の試み

6. 論文投稿ご案内 ~シンポジウム会場について~
 この国際シンポジウムは,川本眺万先生(名古屋大学名誉教授)を組織委員会名誉委員長に迎え,万国津梁館で開催します.この会場は,皆さまご存知のとおり,2000年に九州-沖縄G8サミットが開催された会場です.この地は,青い空のもと,周囲は3方をエメラルドグリーンの澄んだ海に囲まれ,沖縄でも屈指の景勝地,ブセナ(部瀬名) 岬にあり,海中の景色も楽しむことができます.
 この国際会議の開催時期は,沖縄の自然を満喫するのに最適な時期です.素晴らしい環境に囲まれた会場で,岩盤動力学に関する動向を議論するとともに,世界各地の研究者とトップ会談してみませんか?多くの方の論文投稿および参加を希望します.この国際会議の詳細情報は,ホームページ「http://www.2019rds.org/」をご覧下さい.