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理事長挨拶


 

 第33回岩の力学連合会総会(2011年6月14日)におきまして新しく19名の理事と2名の監事が選任され,同日に開催されました理事会で理事長に選ばれました.
 まず冒頭に,本年3月11日に発生しました東日本大震災によって,甚大な被害を受けられた方々に心よりお見舞い申し上げます.この未曾有の大震災を目の当たりにして,国民は地震・津波等に対する防災・減災についてこれまで以上の取り組みを強く望んでいます.岩の力学の分野におきましても,関連する問題の解明や課題の解決に貢献し,その期待に応える使命があることを痛感いたします.

 さて,岩の力学連合会は,昨年12月に念願の一般社団法人となりました.法人としての運営はすでにスタートしておりますが,まだまだ改善すべきこともあり,新体制となって,まずこの点の整備に努めたいと考えています.

岩の力学連合会 理事長
山口大学大学院 理工学研究科

清水 則一

 
 岩の力学連合会の目的は定款に示されるとおり,「日本の岩の力学及び関連学術分野に係わる機関を代表して岩の力学国際学会(ISRM: International Society for Rock Mechanics)に加盟して岩の力学の国際的な振興と交流を図るとともに,国内の岩の力学に関する研究活動の相互連絡・交流と成果発表を行って,科学・技術の発展と普及に寄与する」,とされています.その目的を達成するために日頃から様々な活動を行うとともに,岩の力学分野における国内最大のシンポジウムである“岩の力学国内シンポジウム”を約3年毎に開催し,国際的にもISRMシンポジウム(1981年),ISRM会議(1995年),岩の力学アジアシンポジウムARMS(2004年)を成功させ,また,関係する国内外シンポジウムを後援するなど,岩の力学の発展と普及に寄与してきました.さらに,ISRMの総裁(1995-1999期),および,副総裁(1966-1970期,1974-1979期,1979-1983期,1987-1991期,1991-1995期,1999-2003期)が日本から選任されるとともに,ISRM国際技術委員会のWGや基準委員会などでも会員諸氏が活躍され,国際学会の運営にも大きな貢献をしてまいりました.
このような活動をいっそう充実し新たな社会要請に応えるために,「岩の力学連合会将来構想」が2003年に策定されました.構想では,組織改革,事業計画,基金運用,事務局運営に関する具体的な提言がなされ,このたびの法人化に至り,それらのほとんどが実現されました.事業活動に関しては,国際シンポジウムARMSの開催(2004年),表彰制度の創設(岩の力学連合会賞2004年〜),国際情報発信事業の新設(情報交流ウェッブサイトRock Net Japanの開設 2004年〜,英文電子ジャーナルの発刊2005年〜),国際交流事業の実施(特別講演会2005年〜),アジアとの交流と英語発表セッションを取り入れた新しい形の国内シンポジウムの開催(2008年)などが成果としてあげられます.
しかしながら,この間においても我々を取り巻く国内外の環境の変化はますます加速し,わが国の国際的なプレゼンスの向上と国内活動の活性化には不断の努力が必要です.これまで実現してきた上記の事業や改革をさらに充実・発展させることで,着実な国際的貢献と活動の活性化が図れると考えています.もちろん,社会からの新しい要請や会員の視点を取り入れることはいうまでもありません.

以上のような連合会の活動の源泉は,組織団体(土木学会,地盤学会,資源・素材学会,日本材料学会),賛助会員,そして,個人会員の方々のご協力と会費による財政基盤です.会員にとって魅力ある事業や会員サービスを充実することが,活動の基盤を強固にするものと考えております.連合会では,これまでも,岩の力学ニュースや論文資料集CD「岩の力学」の編集と配布,Rock Net JapanによるWeb上の情報発信と交流の場の提供などの会員事業を行っています.また,賛助会員,個人会員ともISRMの国際会員でもありますので,ISRM本部の会員サービス(標準試験法,ISRMレポートやデジタルライブラリー所蔵文献の無料ダウンロードなど)を無償で受けることができます.今後とも,会員の皆様が望まれる事業を検討・実施していきたいと考えていますので,忌憚のないご意見をお寄せいただければ幸いです.

 今年は4年に一度開催されるISRM会議が北京で行われます.ISRM本部は総裁をはじめ役員が代わり,新たな体制で次の4年間が運営されます.この機に連合会は,次期副総裁候補をわが国から推薦しています.来年は,韓国で第7回岩の力学アジアシンポジウムが開催され,国内でも岩の力学シンポジムが予定されています.さらに,2013年には,ISRMのspecialized シンポジウムとして公認された地殻応力国際シンポジウムを東北(仙台)で開催し,2014年には第8回岩の力学アジアシンポジウムを日本に誘致する予定です.今後これらの準備を進めてまいりますのでなにとぞよろしくお願いいたします.
最後に,会員のご皆様のご健康とご発展をお祈りし,連合会へのますますのご支援とご鞭撻をお願い申し上げ就任の挨拶とさせていただきます.

 

岩の力学連合会 JCRM

賛助会員 Corresponding Member

中 央 開 発 ダイヤコンサルタント
電 源 開 発 北 海 道 電 力
ド ー コ ン 北 陸 電 力
日本地下石油備蓄 鹿島建設技術研究所
川 崎 地 質 開発設計コンサルタント
基礎地盤コンサルタンツ 熊谷組土木事業本部
九 州 電 力 ニュージェック
西 松 建 設 奥  村  組
大  林  組 応 用 地 質
日本原子力研究開発機構 清 水 建 設
サンコーコンサルタント 四 国 電 力
住鉱コンサルタント 大成建設技術センター
中 国 電 力 間組技術研究所
関 西 電 力 飛島建設技術研究所
戸 田 建 設 西日本技術開発
八千代エンジニヤリング 日 鉄 鉱 業
電力中央研究所 鉄 建 建 設
伊藤忠テクノ
ソリューションズ
鉄道・運輸機構
地層科学研究所 3D地科学研究所
(会員番号順)  

 

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