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1.鹿島技術研究所の概要
鹿島建設株式会社の技術研究所は、1949年に建設業では初めての総合研究所として東京都中央区新川に設立されました。1956年に本拠地を東京都調布市に移して以来、今年(1999年)で満50年を迎えます。組織は下図のとおりで,土木,建築,設備,機械,電気の他に化学,資源,地質,情報,生物,農林,水産など専門が多方面にわたる研究者数は240名に及んでいます。そのうち地質・岩盤関係の研究者は、17名となっています。
主な実験施設としては,大型構造物実験棟,多方向不規則波造波装置等を備えた海洋水理実験棟,高性能三軸振動台,大型風洞,遠心載荷実験装置等を備えています.また、バイオ・生物・植物関連の研究施設として、神奈川県葉山町に水産研究室、千葉市花見川区に緑化試験場、植物実験棟を保有しています。岩盤関係では、岩石試験実験室、物理探査実験室、岩盤実験室を有していますが、近年では各種試験装置により、原位置で調査、実験をする機会が増加しています。
鹿島技術研究所組織図
2.研究開発の概要
研究開発内容は,多岐にわたりますが,このうち岩盤関係の研究開発の一端を紹介します.当社における岩盤関係の研究開発は,技術研究所単独でなく,設計部,技術部,機械部,情報システム部,現場と連繋して実施しているものも数多くあり、また、大学との共同研究も積極的に実施しております。
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トンネルシーリング試験の概要図
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トンネルシーリング試験は高レベル放射性廃棄物の閉鎖技術に関する核燃料サイクル開発機構(JNC)とカナダ原子力公社(AECL)との共同プロジェクトです。鹿島技術研究所はこのプロジェクトへの技術協力を行っています。 |
(1)新しい岩盤調査技術の開発
トンネルの切羽前方探査技術(TSP・速度検層・削孔検層)の開発
総合トモグラフィー技術(弾性波・比抵抗・電磁波)の開発
岩盤透水試験技術の開発
物質移行評価技術の開発
(2)新しい岩盤解析技術の開発
岩盤地下空洞の安定性解析技術の開発
キーブロック解析技術の研究
2次元・3次元浸透流解析技術の研究
物質移行解析技術の開発
(3)合理的施工技術の開発
TBMによる合理的掘削技術の開発
新しいトンネル先受け工法の開発
高レベル放射性廃棄物処分場建設に関する技術開発
3.鹿島技術研究所の今後
建設業を取り巻く環境が依然厳しい中,適正な価格競争力・受注競争力を支援する技術開発の中枢部署として技術研究所の役割は今後ますます重要になるものと認識しています.トンネルや斜面、ダム等を対象とする岩盤分野においても、「地球環境問題」や「自然災害の被害の低減」といった,人間にとって真に快適な環境を創造するための姿勢を貫きつつ,コストダウンや生産性向上に寄与する高度な研究開発を推進していきたいと考えています.
鹿島ホームぺージ http://www.kajima.co.jp
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TBMにおける地山評価技術の開発
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鹿島技術研究所では、TBM掘進に際し、切羽前方探査情報やマシンから得られる地山情報を素早く計測、分析してオペレータにわかりやすく伝えるシステムを開発し、合理的かつ安全な施工の実現に貢献している |
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