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応用地質株式会社 つくば技術開発センター


1.会社概要

 応用地質株式会社は、設立以来40有余年にわたり、「地質工学の創造」を企業理念として掲げ、地質学と土木工学の境界領域の開拓を続けてきています。そして、近年、社会のニーズの変化と共に、私たちの業務も地形学・地質学・地球物理学・気象学・生物学・生態学などいわゆる自然学と建設工学の境界領域の開拓へと広がってきました。

 具体的な業務内容としては、土木・建設に関わる計画・調査・設計・施工(地すべり対策工)・施工管理・維持管理などの一貫した技術サービスと地質調査用計測機器の製造販売を行っています。

Geologger-3

つくば技術開発センターの外観

2.つくば技術開発センター

つくば技術開発センターは、茨城県つくば市の西部工業団地内にあります。設立は平成11年4月の新しい組織ですが、前身の組織は、埼玉県の浦和市にありました探査工学研究所ならびに計測技術研究所です。

つくば技術開発センターの外観

21世紀を迎えるこの時期に新組織を設立し、つくばの地に移転した目的は、地質工学に関連する技術における研究開発ならびに普及活動を、ハード技術およびソフト技術がより一体となった形で、さらに効率的に進めることにあります。将来的には、世界一の地質工学研究所の実現を目指しております。

3.最新技術の一例

 つくば技術開発センターでは、下に示しましたように、地質調査をローコストで実施するための孔内イメージング装置(ボアホールカメラとボアホールテレビュア)と各種測定モジュールを内蔵させることで、多様な調査に対応できる統合型データロガーシステム(Geologger-3)を開発しました。

Geologger-3の適用プロ−ブ

Geologger-3の適用プロ−ブ

 今まで、地質調査用ボーリングは、オールコアサンプリングを行い、そのコア観察に基づいて、ボーリング柱状図等を作成しておりました。しかし、今後は、必要最少限のコアサンプリングを行う以外は、ノンコアボーリングで急速に掘削し、高解像度の孔内イメージング装置を用いることにより、コアサンプリングをしなくても柱状図作成等が可能になります。右図に超音波とボアホールカメラによる孔壁展開画像を示します。原位置地盤の亀裂や破砕個所が明瞭に検出されています。これにより、調査コストの大幅な低減が図られると同時に、あわせて、密度検層、速度検層を行うことで、原位置地盤の基本的な物性を把握することが出来ます。

超音波による孔壁展開画像例 ボアホールカメラによる孔壁展開画像例

なお、その他にもつくば技術開発センターでは、様々な機器の開発を行っています。詳しくは、弊社webサイトにお訪ね下されば幸いです。

  http://www.oyo.co.jp

4.本センターの特徴と今後の展開

 本センターには、最先端の物理探査技術の研究開発を行っている探査工学センター、地質調査用機器として広範囲な分野の調査に適用でき種々の機器を開発・製造販売を行う機器事業部、そして、種々の調査技術の普及活動を行うエンジニアリングを担当する計測技術センターの3部門を中心に、それらを側面から支援・調整を行う業務部、企画部から構成され、総勢120余名の人員スタッフを擁しています。

 特色としては、地質工学に関連する技術を実用化するために、実際のフィールド条件において、それらを実証・確認することができる諸設備を有していることです。具体的には、物理探査実験等の測線が容易に設定できる広い敷地を確保すると同時に、 1350mクラスの深層ボーリング孔を始めとする合計7孔のボーリング孔や計測機器の検定のための設備を充実させております。

今後は、つくばという地の利を活かし、近隣にある多くの関連する国立研究機関や民間の研究機関との情報交流を深め、新しい調査法と計測機器の技術開発を積極的に推進していく所存です。


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